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あり方を問い続ける 新しい百貨店の

PROFILE

NAME :

山内 裕太 Yuta Yamauchi

DEPARTMENT : ファッション・雑貨統括室
テナント統括部 MD推進第二
兼 東急株式会社出向
JOINED YEAR : 2017年入社
EDUCATION : 経営学部卒

※内容は取材当時のものです

CAREER PATH

2017年 東横店 服飾雑貨 ハンドバッグ・婦人靴
2020年 HINKA RINKA銀座
2021年 本社 ファッション・雑貨事業部 第二MD部
2022年 本社 MD統括室 リーシング部
2023年 本社 テナント統括部 MD推進第一
2023年 現職
Q.東急百貨店を志望した理由
渋谷という街が持つ
エネルギーに導かれて
就職活動では、自分自身の好奇心を軸に業界や企業を見ていました。そのうえで、幼少期から両親と百貨店に足を運ぶことが多かった影響で洋服に興味があったことや、家族や友人と外食に行くのが好きだったことからファッションや食などライフスタイル全般に関われる百貨店業界に興味を持ちました。また、海外から自分で商品を仕入れたり、自分で見つけたブランドをPOPUPやテナントとして誘致したりできるバイヤーの仕事に惹かれたことも百貨店業界を目指した理由の一つです。数ある百貨店の中で、当社を選んだ理由は、渋谷を中心に店舗を展開しており、当時から話題となっていた再開発の一端を担えるのではという期待感を感じたからです。渋谷の街づくりに携わりながら、街の変化と共に自分自身も成長していきたいと考え、入社を決めました。
Q.現在の仕事内容
お客様が足を運びたくなる
店舗を目指す
私はテナント統括部という部署で、当社が店舗を構える周辺地域のマーケット調査や競合となる他の百貨店・SCといった商業施設の分析を行っています。また、そうした行動を通して得た各地域のニーズをもとに、担当店舗のフロア構成を見直し、フロアのリモデルや新規テナントへの出店交渉、既存テナントとの契約延長交渉を行うことが私の役割です。職種の使命は、お客様のニーズに応えるという前提条件を満たしながら、話題性や情報の鮮度、収益性といった観点からも「お客様が足を運びたくなる店舗」を考え、テナント誘致を行うこと。そのために、時間を見つけては、各商業施設を回ったり、SNSを駆使したりすることで新規テナントを発掘し、店舗全体の価値向上に努めています。
Q.私が成長した、あの瞬間
テナント交渉のいろはを学んだ経験
入社6年目の時に経験した吉祥寺店のフロア改装プロジェクトが印象的でした。同プロジェクトでは、それまで当社のバイヤーがセレクトした商品を販売していた自主売場を終了し、新規テナントの誘致と既存テナントの移設リニューアルを行うことになりました。そこで、同じ部署のメンバーと一からテナントの構成や区画配置について、意見を出し合いながら進めていきました。異動したばかりでフロアの改装に携わるのが初めてだった私も、新規のテナントを誘致すべく、毎日のようにお取引先へ足繁く通い、賃料や契約年数などの条件交渉に奔走。一からテナント交渉の基礎を学んでいきました。その中でも大変だったのは、外資系アパレルブランドの誘致を行ったこと。基本的に条件面の交渉は日本法人と行っていましたが、本国の許可が中々下りず、何度も条件の見直しを行う日々が続きました。最終的には無事に合意に至りましたが、テナント交渉の難しさを痛感した瞬間でした。また、本プロジェクトを通じて、地道な交渉がお客様のニーズを満たす店舗づくりにつながることも学びました。
Q.これからの歩み
テナント開発のプロフェッショナルに
個人的な目標としては、「東急百貨店のテナント開発と言えば山内」と言われるようなテナント開発のプロフェッショナルになることを目標にしています。そのために、お客様視点を常に忘れることなく、これまで培った知見と柔軟な発想力を活かして時代に合った店舗をつくっていきたいです。実際に、コロナ禍を経て、百貨店業界が変革期を迎える中、純粋にモノを売る場所としてだけではなく、地域コミュニティを形成する空間としての役割も百貨店に求められていると感じます。そのため、店舗の収益向上だけでなく、子供から大人、国内の人から海外の人まで幅広い人々が集まりたくなるような空間を創出することで、地域の活性化につなげていきたいです。

お取引先と共に歩む

当社の企業理念の行動指針にも「お取引先とhug」とあるように、テナントの誘致業務に従事するうえで、各お取引先とWIN-WINの関係性を築き、一緒に店舗づくりを行っていくことが重要だと考えています。そのうえで、お取引先やテナントで働く販売員の方の視点や意見もしっかりと取り入れたうえで、共により良い売場をつくっていきたいです。そして、お客様だけでなく、お取引先からも信頼される百貨店であり続けたいと思います。